自分のネットショップを作るとき、候補に挙がりやすいのがBASEとShopifyです。月額0円で、売れたときに手数料がかかるのがBASE。Shopifyは月額がかかる代わりに、手数料の率は低め。料金の仕組みが違うので、料金表を並べただけではどちらが安いのか分かりません。

そこで、両社の料金ページの数字だけを使い、同じ売上、同じ1注文の金額で、毎月払う費用の合計を計算しました。

結論:月の売上10万〜200万円なら、Shopify(年払い)のほうが安い

BASEとShopifyの選び方(1注文5,000円)。売れるまで費用をかけたくないならBASEのスタンダード(月額0円)。月の売上が約9.5万円を超えるならShopify Basic(年払い)。Shopifyを月払いで使うなら分かれ目は約12.6万円。月の売上が約199万円を超えるならBASEのグロース
BASEとShopifyの選び方(1注文5,000円)。売れるまで費用をかけたくないならBASEのスタンダード(月額0円)。月の売上が約9.5万円を超えるならShopify Basic(年払い)。Shopifyを月払いで使うなら分かれ目は約12.6万円。月の売上が約199万円を超えるならBASEのグロース
状況向くサービス理由
まだ売れるか分からないBASE月額0円
月の売上200万円超BASE グロース総額が安い

計算の前提は、1注文5,000円、国内のクレジットカード決済、送料は含めない、Shopifyは「Shopify ペイメント」を使う、の4つです。

料金と手数料を1つの表に

項目BASE スタンダードShopify Basic
月額0円3,650円(年払い)
月払いの月額なし4,850円
決済手数料3.6%+40円3.55%
サービス利用料3%項目なし
初期費用0円0円

手数料の中身は、決済手数料3.6%+40円と、サービス利用料3%の合計です(BASEの場合)。PayPay、Amazon Pay、PayPalで払われたときは、決済手数料に1%が足されます。

この3.55%は、Shopify Basicのオンラインの標準カード料率です。Amexは3.9%になります。

月額のかかるグロースプランはBASEにもあり(年払いで月16,580円、決済手数料2.9%)、Shopifyにも上のプランのGrow(年払いで月10,100円、3.4%)があります。下の計算では、この2つも並べました。

月の売上ごとの費用の合計

月の売上BASE スタンダードShopify Basic
10万円7,400円7,200円(ほぼ同じ)
30万円22,200円14,300円
50万円37,000円21,400円
100万円74,000円39,150円

月額のかかる上のプラン同士も、同じ条件で並べました。

月の売上BASE グロースShopify Grow
30万円25,280円20,300円
50万円31,080円27,100円
100万円45,580円44,100円(ほぼ同じ)
200万円74,580円(安い)78,100円

月額はどれも年払いのときの1か月あたりの額です。上のプラン同士では、月の売上がおよそ130万円を超えるとBASEのグロースのほうが安くなります。

月の売上ごとの1か月の費用(1注文5,000円、年払い)。月30万円ではBASEスタンダード22,200円、BASEグロース25,280円、Shopify Basic14,300円、Shopify Grow20,300円
月の売上ごとの1か月の費用(1注文5,000円、年払い)。月30万円ではBASEスタンダード22,200円、BASEグロース25,280円、Shopify Basic14,300円、Shopify Grow20,300円

月の売上およそ9.5万円で、BASEのスタンダードとShopify Basic(年払い)が並びます。月払い(4,850円)のShopify Basicと比べると、分かれ目はおよそ12.6万円に上がります。

この分かれ目は、1注文の金額でも動きます。BASEのスタンダードには1注文ごとに40円がかかるので、単価の安い商品をたくさん売るお店ほど、早くShopifyのほうが安くなります。

1注文の金額分かれ目(年払い)分かれ目(月払い)
2,000円約7.2万円約9.6万円
5,000円約9.5万円約12.6万円
1万円約10.6万円約14.1万円

月の売上がおよそ199万円までは、グロースに切り替えてもShopify Basicのほうが安い計算です。それを超えると順番が入れ替わり、たとえば月300万円ならBASEのグロースが103,580円、Shopify Basicが110,150円になります。

数字に出ない違い

上の表は、両社の料金ページに出ている数字だけで計算しています。実際に使うときは、次の点で差が動きます。

「Shopify ペイメント」ではなく外部の決済サービスを使うと、Shopifyでは外部サービスの取引手数料がかかります。率はBasicで2%、Growで1%です。

有料のアプリやテーマをShopifyに入れた場合も、その費用が月額に乗ります。上の計算には入れていません。

月額が税込か税抜かは、Shopifyの料金ページには書かれていません。グロースの年払いを「198,960円(税込)」と書いているのは、BASE側です。

料金ページによると、BASEで費用がかかるのは「商品が売れたとき、売上金を入金するとき」です。入金のときの費用の額は料金ページには出ていないため、上の計算には入れていません。

始めやすさでは、Shopifyは「まずは3日間無料でお試しください。その後3か月間は、月額150円でご利用いただけます。」としています。売れるまで費用がかからないのは、BASEのスタンダードです。

まとめ

売れるかどうか分からないうちは、月額0円のBASEのスタンダードが安心です。月の売上が10万円を超えてくると、200万円近くまではShopify Basicのほうが毎月の費用は安くなります。アプリの費用や税の扱いも含めて、自分の売上で一度計算してから選ぶのが確実です。

いまBASEを使っていてプランを変えるか迷うなら、BASEのグロースプランは月の売上いくらから得かで計算しています。