BASEの料金ページを開くと、「売上が増えたら」グロースプラン、という案内があります。月額がかかる代わりに手数料が下がる。では、自分の売上ならどちらが安いのか。
料金ページの数字だけを使って、2つのプランの毎月の費用を計算しました。分かれ目は、月の売上と1注文の金額で決まります。
結論:1注文5,000円なら、月の売上37万円が分かれ目
| 月の売上 | 向くプラン | 理由 |
|---|---|---|
| 37万円未満 | スタンダード | 月額0円のほうが安い |
| おすすめ37万円以上(年払い) | グロース | 手数料の差が月額を上回る |
| 44万円以上(月払い) | グロース | 月払いは分かれ目が上がる |
月払いで考えるなら、44万円未満はスタンダードのままのほうが安い計算です。
計算の前提は、1注文5,000円、クレジットカード決済、送料は含めない、の3つです。ここでいう月の売上は、自分のショップに直接入った注文の売上で、ショッピングアプリ「PAY ID」から入った注文は含めません(理由は次の章)。前提を変えたときの分かれ目は、あとの章で表にしています。
2つのプランの料金
| 項目 | スタンダード | グロース |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 16,580円(年払い) |
| 決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9% |
| サービス利用料 | 3% | 0円 |
グロースの年払いは「12ヶ月一括払い: 198,960円(税込)」で、1か月あたり16,580円。1ヶ月払いを選ぶと19,980円になります。
決済方法がPayPay、Amazon Pay、PayPalのときは、どちらのプランでも決済手数料に1%が足されます。
もう一つ、料金ページの注記には「PAY IDアプリからの注文には、1注文あたり手数料(決済手数料3.6%+40円+サービス利用料5.9%)がかかります。BASEの手数料はかかりません。」とあります。この注記はスタンダードにもグロースにも付いていて、PAY IDアプリから入った注文の費用はプランを変えても同じです。グロースで下がるのは、自分のショップに直接入った注文の手数料だけ。売上の一部がPAY IDアプリ経由なら、その分を除いた売上で分かれ目と比べてください。たとえば月の売上が37万円でも、そのうち3割がPAY IDアプリ経由なら、比べる売上は約26万円で、まだスタンダードのほうが安い計算です。
月の売上ごとの費用
1注文5,000円、クレジットカード決済で、1か月に払う費用の合計を計算しました。スタンダードは「売上×6.6%+40円×注文数」、グロースは「月額+売上×2.9%」です。
| 月の売上 | スタンダード | グロース(年払い) |
|---|---|---|
| 10万円 | 7,400円 | 19,480円 |
| 30万円 | 22,200円 | 25,280円 |
| 約37万円(分かれ目) | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
| 50万円 | 37,000円 | 31,080円 |
| 100万円 | 74,000円 | 45,580円 |
月100万円売れるお店なら、グロースにするだけで1か月に28,420円、1年で341,040円の差になります。
1注文の金額で分かれ目が動く
スタンダードには1注文ごとに40円がかかります。同じ売上でも注文の数が多いほど、つまり1注文の金額が小さいほど、スタンダードの費用は増えます。そのぶん、グロースに切り替える分かれ目は下がります。
| 1注文の金額 | 分かれ目(年払い) | 分かれ目(月払い) |
|---|---|---|
| 3,000円 | 約33万円 | 約40万円 |
| 5,000円 | 約37万円 | 約44万円 |
| 10,000円 | 約40万円 | 約49万円 |
たとえば1注文3,000円の雑貨店なら、月の売上が33万円に届いた時点で年払いのグロースを考えてよい計算です。
年払いと月払い、どちらにするか
月払いを12か月続けると239,760円。年払いの198,960円より40,800円高くなります。
ただし年払いは12か月分をまとめて払います。売上の季節の波が大きく、37万円を超える月が年に数か月しかないお店では、年払いのグロースで損をする月が続くこともあります。まず数か月の売上を見て、分かれ目を安定して超えているか確かめてから選べば、払いすぎを避けられます。
切り替えるときに知っておくこと
すぐに反映されるのは、スタンダードからグロースへ変えるときです。
反対に、グロースからスタンダードへ戻す変更は、グロースの契約期間が終わったあとに反映されます。年払いで契約したら、途中で売上が落ちても、その年の分は戻せないということです。
使える機能に差はありません。料金ページには「どのプランでも、BASEのすべての機能をお使いいただけます」とあります。2つのプランの違いは、上で計算した費用だけです。
まとめ
月の売上がおよそ37万円(1注文5,000円、年払い)を安定して超えているなら、グロースのほうが安くなります。それ未満なら、売れるまで費用のかからないスタンダードのままで十分です。
BASEとほかのネットショップの費用を比べたい人には、同じ条件でShopifyと並べたBASEとShopifyの手数料比較があります。